Rera Light のインプレと画像をお寄せ頂きました その2
Rera Light のインプレと画像をお寄せ頂きました その2
昨年の秋にRera Lightの改修を行った gin 様からインプレと画像を頂きました。
実は gin 様はsuew Flex Fix System誕生の立役者でもあるのです。
私はかねてより「単一のベルト位置」ではあらゆるバイクに適合することは難しいと感じておりました。
サドルバッグが大きく横揺れしたり尻下がりになるのはバッグとバイクがマッチしていないから…
そう思いつつも最も標準的な位置で決めざるを得なかったことに心苦しさもありました。
フレームサイズ、フレーム形状、シートポスト突き出し量、サドルの前後量等、これらの組み合わせによる様々な形態に適応できるようにすることは出来ないだろうかと漠然と考えていたものです。
こうすれば可能だろうというアイデアはありましたが、目の前の仕事を片付けるのがやっとの状態で「そのうちに」＆「何れ具体化しよう」という感じでした。
そんな折、 gin 様からサドル固定ベルトの位置変更の依頼がありました。
これまでgin 様はバイクにバッグを密着させるために補助のストラップベルトをご自身で用意して追加固定していたそうです。
それでも安定せず、Rera Lightが気に入っていて使い続けたいのでサドル固定ベルトの位置を40～50mm後方へ移動したいのだが可能だろうかと切なる問い合わせをしてきたわけです。
私はちょっとショックでした。
現実にここまで困っている人がいる。
そしてそれでもsuewのバッグを使い続けたいと言ってくれる人がいる。
困っている人は他にもいくらでもいるはずで、そのうちに具体化しようなどと言っている場合ではない。
アイデアを具体化するには今しかないと思いました。
gin 様にはアイデアの概要をお伝えして具体化されるまでお待ち頂けないか打診しましたところ、快くお待ち頂けるとのことでした。
具体化する為に国内外から素材を入手してテスト・テスト・テスト。
結果、約半年お待ち頂くことでsuew Flex Fix Systemが完成したわけです。
gin 様は初期型のRera Lightをご利用頂いていたので、suew Flex Fix Systemの可動式サドルレール固定ベースを装着すると共に、現行型と同様にフロントサイドにプレートを内蔵して納品しました。
そして今回Rera Light満載でのツーリングを終えたとのことでインプレを下さったわけです。
gin 様
私の重い腰を上げるきっかけとなって下さったことに改めてお礼申し上げます。
※ちなみに上記40～50mmは特別な数値ではありません。
私の愛車でselle SMPとastuteのサドルとを交換しただけでサドルレール固定ベルトの最適位置は43mm変化しました。
- お寄せ頂いたインプレ
ご無沙汰しております。gin です。
ストラップを改修していただいた Rera ですが、しばらくフル装備で走る機会がなかったのですが、ひさびさにキャンプ装備で走ってきました。
極めて快調です。
Rera には着替えと調理器具、食料など入れて、後端の巻き込みは1回半が精一杯くらいの積載量で走りましたが、全くずれる気配なし。
一日の走行で一度もバックル周りに触る必要はありません。
ベルト位置最適化の効果は明らかです。
以上ご報告でした。
4553 1 2
